1952-07-07 第13回国会 参議院 本会議 第64号
又農産物の価格維持に対しましても措置すべきことが必要であり、都道府県農業委員会の農地買收計画に関する権限の剥奪も、農村民主化の逆行と言わなければなりません。 要するに、日本農業の構造に実即する基本法こそ必要なのであつて、本法案を日本農業の視野から見るときは、幾多の疑義の存するところであります。
又農産物の価格維持に対しましても措置すべきことが必要であり、都道府県農業委員会の農地買收計画に関する権限の剥奪も、農村民主化の逆行と言わなければなりません。 要するに、日本農業の構造に実即する基本法こそ必要なのであつて、本法案を日本農業の視野から見るときは、幾多の疑義の存するところであります。
内閣提出、衆議院送付)(委員長報告) 第七 放送法第三十七條第二項の規定に基き、国会の承認を求めるの件(衆議院送付)(委員長報告) 第八 日本放送協会昭和二十五年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書(委員長報告) 第九 岩手県雫石川沿岸の土地改良事業国営に関する請願(委員長報告) 第一〇 はつか蒸留技術研究費等助成に関する請願(委員長報告) 第一一 警察予備隊の農地買收反対
次に開拓の持ちます欠点といたしまして、治山治水の面に及ぼす影響が御指摘がありましたが、この問題につきましては、若干当初の開拓におきまして急速なる農地買收をいたしました関係から、そういう事例が起きたかも知れんのであります。たびたび指摘はされておりますが、いざ現在について仔細に検討をいたしますと、かなり抽象的な議論が多かつたのであります。
面積がずつと挙げられておつて、買収洩れ農地、買收洩れ牧野、或いは強制譲渡発生見込、未墾地買收見込、これだけのものが将来農地委員会の仕事として残つておるように書かれておるわけですが、そう解釈していいのですか。
今後における問題といたしましては、その審議会にかけて協議を経なければ、農地委員が、これを買收地として、決定することができないことになつておるのでありますが、今日まで正しい手続を終えて、農地買收地として決定いたしておる向きに対しましては、これはいたし方がない、かように考えておるわけであります。
○國務大臣(森幸太郎君) 何分農地局を置きまして、そういう指導をいたしておるのでありますが、なかなか御承知の農地改革の推進力と申しますか、これが相当力強く今日まで進んで参りました結果、新らしき自作農が土地だけは貰つたが、採草地が欲しい、薪炭林が欲しいというような氣持がありますが、誤まつた耕地の開墾或いは幼木林の農地買收ということが行われておりましたので、これを非常に心配いたしまして、今の審議会にかけた
○内藤(隆)委員 それではお尋ねしますが、昭和二十二年のいわゆる農地買收計画実施に当つて、耕作地一筆調査に行つた者は、あなたのお答えによると、山田組合長の親戚の多数であつたということをおつしやいましたね。
○鍛冶委員長 昭和二十二年度に下甘田の農地買收計画が実施されたそうですが、そのときの耕作地について一筆調査をやりましたか。
本法律案提案の趣旨は、いわゆる第二次農地改革が概ね好成績の中にまさに一段落を告げんとする今日の実態に即應して、即ち政府提出の資料によりますと、昭和二十二年三月三十一日に第一回の農地買收が行われまして以來、本年の三月二日に行われました第十一回目の農地買收に至るまでに、約百七十万町歩の農地買收が行われたのでありますが、その内訳は、存村地主所有分約九十五万町歩、不在地主所有分約七十五万町歩でありまして、これを
○説明員(田邊勝正君) 第一におきまして、三月二日現在の統計資料によりまして、農地買收の経過に鑑みまして、尚買收すべき農地が残つておるではないか。買收は完了したと言うけれども完了したのではない、こういう面から言つても完了したのでないという御質問もあつたようでありますが、勿論農地改革は現在完了しておりません。現在尚継続中であります。
從つて農地改革は、只今農地部長からも申された通り、九分通りの農地買收、賣渡しが済んでおるような事態におきまして、残された事務はいよいよこの農地の改革の実質、即ち日本農業における農地の運用によりまして、自作農の経営と、自作農を通じまして、農村経営の堅実化と同時に、農村の農産物の増産を目標として出発しなければならないという情勢に参つておることは同感の至りであります。
○木村(榮)委員 それから今度は農地委員会の問題ですが、縣の農地委員会とかあるいは町村の農地委員会は大体現在の制度を当分延長されまして、農地買收その他の残務整理の点で今までと大差なく大体おやりになる御方針でありますか、そういうことの仕事は今度の機構の中では農地事務局、あそこでやることになるのでありますか。
又農地買收賣渡が完了すれば、從來の地主、自作、小作の階層は殆んど解消するのでありますから、農地委員の選任方法も根本的に改める必要があると思うのであります。農地委員会に対する補助、農地委員の指導監督、買收賣渡完了後の農地委員選挙等について農林大臣にお伺いしたいのであります。
なお私が現行農業委員会は、將來農業調整委員会にその任務を一緒にやつたらどうかという意見を出しましたのは、御存じの通り、農地買收はほとんどその大都分を完了いたしまして、あとは残務整理というような実情にあるのでありまして、政府が第三次農地改革をここでやるという方針が明確になりますならば、さらに農地委員制度というものはこれをあくまで確保し、権限を拡張して行かなければならぬと考えますが、しかし第二次農地改革
それにやはり相当額の國庫補助を出さなければならぬ委員会でありますから、この際政府は行政整理その他いろいろ重要な問題を控えておるときでありますから、いつそのこと、この委員会は來るべき十一月末に選挙いたします農業調整委員会に本任務を委嘱して、農業調整委員会が農地買收後の処理をするようにされたらどうか、その方が実際はいいではないかという氣もいたします。しかしこれは、次に質問いたします。
次に買收の当時あたかも戰時中で軍の威力によつて強制的に買收されたという問題は、直接農地買收とは関係がないのでありまして、また関係づけるべきではないと考えます。從來からさように指導もいたしておりますが、農民にとつては無理からぬこととも思われますが、往々感情的になる場合もありますことは事実で、この問題もあるいは感情的な面があるかと思かれます。
自作農創設特別会計におきまして、歳入が二十二年度二十一億八千六百四十三万四千円に対し、二十三年度七十億四千二百九十六万五千円と、四十八億五千六百五十三万一千円の増加見積は、主として農地改革進行に伴い、買收農地の賣渡しの進捗を予期したものであり、歳出において二十二年度二十一億六百二十八万五千円が、二十三年度四十三億千八百九万五千円と二十二億千百八十一万円の増加を見ましたのは、農地買收事業の進捗と、國債利子及
食糧管理局長官 片柳 眞吉君 委員外の出席者 農林事務官 山根 東明君 農林事務官 小倉 武一君 商工事務官 大野 數雄君 專門調査員 片山 徳次君 專門調査員 岩隈 博君 ————————————— 六月二十四日 櫻島大根の價格引上の請願(中村嘉壽君紹介) (第一五八二号) 大都市内の農地買收特例設定
政府の農地買收は回を重ねることすでに六回、合計約百三十四万町歩の小作地を買收いたしました。尚これに財産税として物納を許可されたもので現在までに登記の終つているもの十八万町歩を加えますと、百五十万町歩を超えることとなります。一方農地の賣渡しにつきましてはまだ五十三万町歩を賣渡しましたに過ぎませんが、來る七月上旬までには大部分を賣渡する予定であります。
○田辺説明員 農地改革がいつ済むかということにつきましては、はつきりその中では書いてありませんが、ただ農地買收、賣渡しにつきましては、これは本年末までにこれを完了するように、こういうふうに書いてありますから、買收、賣渡しにつきましては、これが農地改革の実質といたしますならば、そういうことになりましようが、農地改革は実際にこれがいつ済むかどいうことにつきましては、まだ何らきまつておりません。
政府の農地買收は回を重ねることすでに六回、合解約百三十四万町歩の小作地を買收いたしました。なおこれに財産税として物納を許可されたもので現在までに登記の終つておりますもの十八万町歩を加えると、合計百五十万町歩を超えることになります。一方農地の賣渡しにつきましては、まだ五十三万町歩を賣渡したにすぎませんが、來る七月上旬までには大部分を賣渡す予定であります。
農民が、この重大なる役割を完遂するために、今いかなる措置がとられているのかと見るのに、今次天降り的重税、飯米をも残さないところの供出制度等によつて、農地買收の拒否が行われ、土地放棄の最惡の事態が今日現出しているのであります。